路傍のフジイ
ＳＮＳ広告などで電子コミックの広告が流れてくることがよくあります。
興味があるものはよく見てしまうのですが、その中で一番面白かったのが、タイトルにある「路傍のフジイ」というマンガです。
主人公であるフジイは、とある広告代理店に勤める40代で非正規雇用の独身男性。特別仕事ができるわけでもなく、会社内で特に誰かと話すわけでもなく、いつも不愛想で謎に包まれている人物です。
ある日、フジイの同僚のひとりがふとしたことをキッカケにフジイと仲良くなります。フジイはプライベートでは色々な趣味がありました。映画鑑賞や音楽鑑賞、陶芸、絵画、料理など色んなことを楽しんでいます。そして人間観察が得意で、世の中の神髄を俯瞰して見ることができる描写がよくあります。
そんな自分を貫いているフジイの魅力に一人、また一人と気づいていき、気が付けばみんなフジイが大好きになっています。
文章で表現するのは難しいのですが、今まで見たことのない、色々なことを考えさせられるヒューマンドラマです。
社会人生活が長くなると、今の自分のままでいいのだろうかと葛藤することがある人もいるのではないでしょうか。
そのままでいいんだよ。自分の好きなことに自信をもって自分の人生を生きていいんだよ、と言ってくれるマンガです。
今私の好きなマンガの1位かもしれません